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固着したダウエルピン(ノックピン)の外し方

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 30年前の2サイクルエンジン。ダウエルピン(ノックピン)がサビで見事に固着していて、外れません。 ピンにはペンチで挟んで外そうとした形跡が・・・でもおかげで、そのままシリンダーを組み込もうとしても、もはや入らない状態になっています。これは、外すしかありませんね。 落ち着いて、まずは浸透潤滑剤をかけます。WAKO'Sのラスペネをかけて、しばらく放置。びくともしません。 スタッドボルトも錆びています。なかなか手ごわいぞ。ダブルナットではビクともしません。そこで、とりあえずラスペネを吹いて、一晩放置。 翌日、スタッドボルトを外す工具を用意。使ったのはKTCの スタッドボルトリムーバー 。M8用を使います。 あっさり、簡単に取れました。一応、錆びて固着している場合は使わないでください、となっていますが、よほどでない限り外れます。やはり工具は大事ですね。 そして、スタッドボルトのネジ穴に、8㎜くらいの棒を入れます。今回はドリルの刃を逆さまに、つまり刃を上に向けていれました。こうしないで、ノックピンだけをバイスで把持すると、ピンが潰れてドツボにはまります。 バイスでドリルの刃ごと挟んで回すと、簡単に抜けました。気持ちいい~!! ノックピンの穴を丸めた800番くらいのペーパーで綺麗に磨いてから、スタッドボルトをKTCのリムーバーで入れて、ピンも新品に。無事に治りました。